展覧会レポートVol.4
2025年5月1日訪問(現在は会期終了しています)
ここココ行政書士事務所のある宇治市の市役所では、現在宇治市が主催のアート展が開催されています。
本展「尾上瑞紀展ー地球は人間だけが主役じゃないー」は尾上瑞紀さん(以下 瑞紀さん)の個展で、2024年11月25日(月)から始まり、三期にテーマを分けて展示されていました。
前期は「古生物への憧れ」、中期は「山・川・海に遊ぶ」、そして現在開催中の後期テーマは「広がる世界」。

市役所一階からエレベーターを上がると、真正面が展示スペースとカフェスペースになっていて、展覧会のテーマと同じ作品タイトルの「地球は人間だけが主役じゃない」が一番に目に飛び込みます。
カフェでコーヒーを購入してソファに座ると、贅沢な気分で作品を一望できます。(このソファの座り心地がまた最高で、お尻が居座ってしまいます)

私は小心者なので、実は前期中期に来た時は無駄に気持ちが遠慮してしまってソファに座らなかったのですが、思い切って大きな緑色のソファに座ったら最高の鑑賞体験ができました。これはおすすめです。
瑞紀さんの作品のすごいのは、細かなところまで繊細に生物が表現されていることと、惜しみない熱量で画面を埋め尽くす生物の数量。そして大胆なのにバランスが整った生物たちの配置です。どの子(生物)が推しというのももちろんあるのでしょうけども、全ての生物が主役なのだというメッセージが伝わってくるように感じます。
設置されているモニターでは瑞紀さんが作画する様子や、お母様がそれをサポートする様子が放映されています。
観ていると、お二人の気持ちの行き交いや、支え合っている様子が想像されます。そして、ペンを持つ瑞紀さんの一筆一筆丁寧な筆運びも見ることができます。

粘土作品も展示されていました。生物たちが小さく紙粘土で表現されていて色鮮やかな色彩も美しいです。一つ一つがとてもかわいくて、魅入ってしまいます。平面表現だけでなく、立体表現もこんなに細かくリアルな形にできるのはすごいです。


他にもデジタルで描かれた作品も展示されていて、瑞紀さんの創作に対する探究心や並々ならぬ表現欲を感じます。
瑞紀さんはこんな多彩な表現をするアーティストですが、まだ中学生とのこと。これからの作品がどう変化してくのか、同じ宇治市民として楽しみです。
また、このスペースが今後どう展開されていくのかもとても楽しみです。
文章・写真:小松 紀子
展覧会「尾上瑞紀展ー地球は人間だけが主役じゃないー」
https://www.city.uji.kyoto.jp/soshiki/50/82534.html (宇治市役所web site)
会期:2024年11月25日(月)〜2025年5月16日(金) 休/市役所の閉庁日
※会期途中で一部展示替えを行います
・前期:2024年11月25日(月)〜2025年1月24日(金) 古生物への憧れ
・中期:2025年1月27日(月)〜2025年3月28日(金) 山・川・海に遊ぶ
・後期:2025年3月31日(月)〜2025年5月16日(金) 広がる世界
会場:宇治市役所 庁舎2階エスカレーター前 https://www.city.uji.kyoto.jp/
(〒611-8501 京都府宇治市宇治琵琶33番地)
入場料:無料
主催:宇治市
尾上瑞紀さんインスタグラム
https://www.instagram.com/yukari_onoue/

